外国人でも住宅ローンを組めるのか、主要な19の金融機関について、審査の条件、申し込みや契約時の注意点について解説する。日本国籍を持っていれば問題なく借りられるが、永住権を持っているか、配偶者が日本国籍を持っていれば借りられる銀行が多いようだ。外国人が住宅ローンを借りるときの諸条件は?【主19銀行】
外国人也能申请住房贷款吗?针对主要的19家金融机构,对审查条件、申请和签约时的注意事项进行解说。如果持有日本国籍的话就可以贷款,但是持有永住权或者配偶持有日本国籍的话,很多银行都可以贷款。外国人申请住房贷款时的各种条件是?【主19银行】
外国人でも住宅ローンは借りられる
外国人也可以贷款
日本に住む外国人は、住宅ローンを借りて不動産を購入することができるのだろうか。 答えから言えば、購入できる。日本人同様に住宅ローンを組むことも問題ない。 住宅ローンを融資する金融機関としては、日本人でも外国人でも、安心して確実に返済してもらえる人であれば融資をしたい。
住在日本的外国人可以贷款购买房地产吗?从答案来说,可以购买。和日本人一样,申请住房贷款也没有问题。作为提供住房贷款的金融机构,无论是日本人还是外国人,只要是能让他们安心、确实偿还贷款的人,都愿意提供贷款。
ただし、外国人は、海外で生まれ育っているケースが多く、現在、日本に居住していてもいずれ故国に帰る可能性もある。もしもそうした外国人に住宅ローンを融資したら、途中で帰国されて返済が滞ってしまうリスクがある。その点、日本人なら帰国などによる滞納の心配は少ないため、外国人への住宅ローンには一定の審査条件を付している。
但是,外国人在海外出生成长的情况很多,即使现在居住在日本,也有回到祖国的可能性。如果给这样的外国人提供住房贷款的话,有中途回国无法偿还的风险。在这一点上,日本人由于回国等原因较少担心拖欠贷款,所以对外国人的住房贷款附加了一定的审查条件。
外国人が住宅ローンを組むための基準とは
外国人申请住房贷款的标准是什么
そこで、外国人が一般的な日本人と変わらずに住宅ローンを申し込める「必要最低限の基準」「資格」「条件」を解説していこう。主要な19金融機関を調べたところ、以下の条件のいずれかを満たしていれば、借りられるということが分かった。
因此,我们来解说一下外国人能和一般日本人一样申请住房贷款的“最低限度的必要标准”“资格”“条件”。对19家主要金融机构进行调查后发现,只要满足以下条件之一,就能获得贷款。
外国人が住宅ローンを借りるための条件 1、日本で自分が住むための住宅が対象(必須) 2、日本国籍を取得、または永住者、特別永住者 3、配偶者が日本国籍を持っている 4、日本語を理解できること 以上の4つの条件がある。詳しく見ていこう。 1、日本で自分が住むための住宅が対象 日本人、外国人に関係なく必須となる条件だ。住宅ローンはあくまで自分が住むための住宅向けの借入金となる。日本に住んでいないのに日本に別荘を購入するケースや、海外の不動産については、住宅ローンの対象にはならない。
外国人申请住房贷款的条件1、自己在日本居住的住房为对象(必须)2、取得日本国籍或永久居住者、特别永久居住者3、配偶拥有日本国籍4、能够理解日语以上4项。有以下几个条件。让我们来详细看看。1、在日本购买以自己居住为对象的住宅,是无论日本人还是外国人都必须具备的条件。住房贷款说到底是为了自己居住的住房借款。不在日本居住却在日本购买别墅的情况,以及海外的不动产,不属于住房贷款的对象。
住宅ローンの借り手は、自宅だけは失いたくないことから、真面目に返済するものだ。住宅ローンは事業用ローンに比べて破綻する確率は低く、その分金利も低く設定されている。そのため、自分が住む自宅、それも日本国内の住宅に限られる。 2、日本国籍を取得、または永住者、特別永住者 日本国籍を取得、または永住者、特別永住者であれば、外国人であっても住宅ローンを借りることができる。日本国籍は当然として、永住者、特別永住者であれば、永住権を持っているとみなされ、定住性があるとされて信用度は高くなる。日本国籍を持っていなくても、住宅ローンを借りられるのだ。
住房贷款的借款人因为不想失去自己的房子,所以会认真偿还。住房贷款与商业贷款相比,*的概率较低,相应的利息也设定得较低。因此,仅限于自己居住的住宅,而且是日本国内的住宅。2、取得日本国籍或永久居住者、特别永久居住者只要是取得日本国籍或永久居住者、特别永久居住者,即使是外国人也可以申请住房贷款。拥有日本国籍是理所当然的,如果是永久居住者、特别永久居住者的话,会被认为拥有永久居住权,具有定居性,信用度也会提高。即使没有日本国籍,也可以申请住房贷款。
なお、外国人が日本に在留する資格としては、「在留資格者」「在留カード保有者」と呼ばれる資格もある。中・長期滞在が許可された外国人に与えられる在留資格で、29種類の専門的な職種が認められている。この「在留カード保有者」については、三井住友信託銀行、住信SBIネット銀行、SBIマネープラザなどが住宅ローンの対象として説明書に記載している。記載がない銀行についても、特別に融資が認められる可能性もある。
另外,外国人在日本居住的资格中,也有被称为“在留资格者”“在留卡持有者”的资格。在允许中长期滞留的外国人的在留资格中,有29种专门职业被认可。关于“在留卡持有者”,三井住友信托银行、住信SBI网络银行、SBI money plaza等都将其作为住房贷款对象记载在说明书中。对于没有记载的银行,也有可能特别批准贷款。
3、配偶者が日本国籍を持っている「配偶者が日本国籍を持っている」という条件があるのは新生銀行だ。住宅ローンを借りる本人が日本国籍や永住権を持っていない場合でも、配偶者が日本国籍か永住権を持っており、その配偶者が連帯保証人になるという条件で住宅ローンの申込みは可能になるという。 新生銀行のように「配偶者もOK」と明言している銀行はほとんどないが、与信状況が良いのであれば、他行でも借りられるかもしれない。
3、配偶拥有日本国籍,提出“配偶拥有日本国籍”这一条件的是新生银行。即使申请住房贷款的本人没有日本国籍或永久居住权,只要其配偶拥有日本国籍或永久居住权,并且其配偶成为连带保证人,就可以申请住房贷款。虽然几乎没有像新生银行那样明确表示“配偶也可以”的银行,但如果信贷状况良好的话,也有可能在其他银行贷款。
4、日本語を理解できること 東京スター銀行が条件としているのが「日本語を理解できること」。融資の対象を「日本語の契約規定を理解できる方(配偶者または法律専門家の助けを得て理解できる場合を含む)」としているもので、他の金融機関でも、日本語で意思疎通ができない場合は融資は厳しいだろう。なお、以上の条件はいずれも、申し込みを受け付けてくれる「最低条件」であり、条件を満たすからといって必ず借りられるわけではない。収入の安定性、個人の与信状況、不動産の担保価値、家族構成、勤めている会社などを総合的に審査した上で、融資の可否を判断している。住宅ローンの約款には、「その他、当行所定の審査基準を満たしている方。」という文言が入っていることが多く、審査は申し込んでみなければわからない。
4、懂日语,东京之星银行的条件是“懂日语”。贷款对象为“能够理解日语合同规定的人(包括在配偶或法律专家的帮助下能够理解的人)”,即使是在其他金融机构,如果无法用日语进行沟通,贷款也会很困难。另外,以上条件都是接受申请的“最低条件”,并不是满足条件就一定能租到。综合审查收入稳定性、个人信贷状况、房地产担保价值、家庭结构、工作的公司等因素后,决定是否给予贷款。住房贷款的条款中有“其他,满足本行规定的审查基准的人。”这样的语句很多,审查不申请是不知道的。
借入額は最大5億円まで
贷款金额最高不超过5亿日元
銀行によって大きく差が出るのが「借入限度額」だろう。日本人と外国人で借入限度額に差を設けている銀行はないが、銀行間の違いが大きいので見ておこう。 例えば、建物の構造基準や収入に対する返済負担率をクリアしていれば審査をパスしやすい「フラット35」(全期間固定金利)は、最大8000万円までしか借り入れができない。
不同银行的“贷款限额”差异较大。虽然没有银行对日本人和外国人的贷款限额设置差异,但各银行之间的差异很大,我们来看一下。例如,“flat35”(全期限固定利率)只要符合建筑物结构标准和收入的偿还负担率,就很容易通过审查,最多只能贷款8000万日元。
一方、民間の金融機関の借入限度額はバラバラで、一番多いのは上限が1億円。 最近は借入限度額を引き上げる銀行も多く、2億円の高額借入もできる銀行としては、ソニー銀行、auじぶん銀行、SBIマネープラザ、PayPay銀行などがある。 また、三井住友信託銀行のように最大5億円の借入が可能な銀行もある。
另一方面,民间金融机构的借贷限额各不相同,最多的上限为1亿日元。最近很多银行都提高了贷款限额,能够提供2亿日元高额贷款的银行有索尼银行、au银行、SBI money plaza、PayPay银行等。另外,也有像三井住友信托银行这样最多可以借贷5亿日元的银行。
ただし、こうした高額な住宅ローンは、審査も厳しくなる。借入する人物の属性(勤務先、勤続年数、年収、資産の有無)を中心に審査するためだ。 住宅購入のためにあれこれ物件を見比べていると、つい当初の予算よりも高い住宅に注目する傾向がある。そのため、現在の低金利をいいことに、500万円、1000万円の予算オーバーを気にしなくなりがちだが、後々のことを考えれば慎重にしたい。
不过,对于如此高额的房贷,审查也会更加严格。因为主要审查借款人的属性(工作单位、工作年限、年收入、有无资产)。为了购买住宅而比较各种各样的房子,不知不觉就会有关注比当初预算高的住宅的倾向。因此,利用现在的低利率,即使超出预算500万日元、1000万日元,也很容易变得不在意,但考虑到以后的事情,还是要慎重。
住宅ローンの細かい借入条件には差がある
住房贷款的具体贷款条件有差异
日本人が借りる場合と外国人が借りる場合では、在留資格を除けば、ほとんどの条件は一緒だ。 ただし、銀行間で、審査の条件には細かな差がある。 日本の主な金融機関が一般的に設けている住宅ローン申込要件
日本人租房和外国人租房,除了在留资格以外,大部分条件是一样的。但是,银行之间的审查条件有细微的差异。日本主要金融机构一般设置的住房贷款申请条件
国籍要件の表記は金融機関で異なる
不同金融机构对国籍条件的表述不同
外国人が日本の金融機関で住宅ローンを借りられることは分かっていただけただろう。 外国人が住宅ローンを借りるときの諸条件は?外国人の在留資格の違いは?
外国人可以在日本的金融机构贷到住房贷款,大家应该都明白了吧。外国人申请住房贷款时的各种条件是?外国人在留资格的不同?
【日本国籍】 外国人が日本国籍を取得するには、「出生」、「届出」、「帰化」の3つのパターンがある。 ・出生(国籍法第2条)というのは、(1) 出生の時に父または母が日本国民であるとき、(2) 出生前に死亡した父が死亡の時に日本国民であったとき、(3) 日本で生まれ,父母がともに不明のとき,または無国籍のとき、のいずれかにあてはまる場合。
【日本国籍】外国人取得日本国籍有“出生”、“申报”、“归化”三种方式。所谓出生(国籍法第2条),是指(1)出生时父亲或母亲为日本国民时;(2)出生前死亡的父亲在死亡时为日本国民时;(3)在日本出生,父母不明或无国籍时符合其中一种情况。
・届出(国籍法第3条,第17条)というのは、「一定の要件を満たす方が、法務大臣に対して届け出ることによって、日本国籍を取得するという制度」になる。(1) 認知された子の国籍の取得、(2) 国籍の留保をしなかった方の国籍の再取得、(3) その他の場合の国籍の取得、のいずれかのケース。
所谓申报(国籍法第3条,第17条),是“满足一定条件的人,通过向法务大臣申报,取得日本国籍的制度”。(1)取得被承认的子女的国籍;(2)重新取得没有保留国籍的人的国籍;(3)其他情况下取得国籍。
・帰化(国籍法第4条から第9条まで)というのは、「日本国籍の取得を希望する外国人からの意思表示に対して、法務大臣の許可によって、日本の国籍を与える制度」になる。 大相撲界では、外国人の関取が引退して親方になる要件として日本国籍を持っていることになっており、「帰化」するのが一般的になっている。これはそれまで持っていた国籍を捨てて日本国籍を取得するという意味になる。 日本では出入管理法による規定があり、外国人の活動によって在留資格を細かく分類しているほか、居住に関しては、「永住者」「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」「定住者」に分けている。
·归化(国籍法第4条至第9条)是“对于希望取得日本国籍的外国人的意思表示,根据法务大臣的许可,给予日本国籍的制度”。在大相扑界,作为外国的关取(相扑十级以上的力士)引退成为教练的必要条件,拥有日本国籍是非常普遍的。这意味着放弃原有国籍,取得日本国籍。日本根据出入管理法的规定,除了根据外国人的活动对在留资格进行详细分类之外,关于居住,还分为“永久居住者”“日本人的配偶等”“永久居住者的配偶等”“定居者”。
【永住者】(=「永住許可」を受けた外国人) 永住者とは、法律上の要件としては、次のようになる。永住許可を受けたことで、「永住者」という(一般永住者ともいう)。 (1)素行が善良であること。 (2)独立の生計を営むに足りる資産または技能を有すること。日常生活において公共の負担にならず,その有する資産または技能等から見て将来において安定した生活が見込まれること。 (3)その者の永住が日本国の利益に合すると認められること。原則として引き続き10年以上本邦に在留していること。 なお、永住者が与えられた「永住権」は、在留期間を制限されることなく滞在国に永住できる権利にあたる。
【永久居住者】(=获得“永久居住许可”的外国人)永久居住者在法律上的要件如下。因为获得了永久居住者许可,所以称为“永久居住者”(也称为普通永久居住者)。(1)品行善良。(2)具有足以维持独立生计的资产或技能。指在日常生活中不成为公共负担,从其拥有的资产或技能等来看,可以预见将来会有稳定的生活。(3)此人的永久居住符合日本国的利益。原则上在本国连续居住10年以上。另外,永久居住者被赋予的“永住权”,相当于不受在留时间限制而在停留国永久居住的权利。
【特別永住者】 1991年(平成3年)11月1日に施行された「日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法(入管特例法)」に定められた在留資格を有する者を、「特別永住者」と呼ぶ。 一般永住者との違いは、第二次世界大戦の以前から日本に居住して日本国民として暮らしていた外国人で、一時的に日本国籍を失った人が対象になっている。また、特別永住者の子孫もその対象となるため、両親のどちらか一方が特別永住者の場合は、特別永住許可を申請することができる。
【特别永久居住者】1991年(平成3年)11月1日实施的“根据与日本国的和平条约,脱离日本国籍者等出入境管理相关特例法(入管特例法)”中规定,拥有在留资格者为“特别永久居住者”。叫。与普通永久居住者不同的是,日本永久居住者是在第二次世界大战之前就居住在日本并作为日本国民生活的外国人,其对象是暂时失去日本国籍的人。另外,特别永久居住者的后代也成为申请对象,因此,如果父母中有一方是特别永久居住者,就可以申请特别永久居住者许可。
【在留資格者】(【在留カード】を持つ者)
2012年(平成24年)7月9日に施行された出入国管理及び難民認定法の改正法で定められた、外国人に対する法務省の入国管理制度に基づいて中・長期滞在が許可された外国人が在留資格者となり、「在留カード」を持つようになった。これによって従来の外国人登録制度による「外国人登録証明書」が廃止された。在留資格者に関しては、29種類ほどあり、活動内容によって分類されたもの、居住によって分類されたものになる。
【在留资格者】(持有【在留卡】者)2012年(平成24年)7月9日实施的出入境管理及难民认定法的修正法规定,根据法务省对外国人的入国管理制度,允许进行中长期滞留。外国人成为在留资格者,拥有了“在留卡”。因此,根据外国人登记制度的“外国人登记证明书”被废除。在留资格者有29种,有根据活动内容分类的,也有根据居住情况分类的。
外交、公用、教授、芸術などから始まって、文化活動や留学、介護、興業などさまざで、一部を除いて在留期間は最長5年としている。 【定住者】(=日本国在留資格としての定住者) 銀行の住宅ローン申し込みの要件では、「定住者」の表記はない。「定住者」には、2つの基準があり、1つ目は、法務大臣が特別な理由を考慮し、一定の在留期間を指定して居住を認める外国人。2つ目は、法務省の告示で、あらかじめ定められている外国人となる。 参考:法務省 国籍Q&A、出入国在留管理庁パンフレット/出入国在留管理のしおり/、永住許可に関するガイドライン(令和元年5月31日改定)
从外交、公用、教授、艺术等,到文化活动、留学、护理、振兴实业等,除一部分以外,在留期限最长为5年。【定居者】(=作为日本国在留资格的定居者)银行的住宅贷款申请的要件中,没有“定居者”的标记。“定居者”有两个标准,第一个是法务大臣考虑到特别的理由,指定一定的在留期间,允许居住的外国人。第二种是法务省公告中规定的外国人。参考:法务省国籍问答、出入境在留管理厅简介、出入境在留管理指南、永住许可相关指南(令和元年5月31日修正)
まとめ
总结
外国人でも日本の金融機関の多くで住宅ローンは借りられる。その場合、「日本国籍」「永住権」の有無が審査にも大きく影響する。また、永住権を持っていない場合でも日本国籍を持つ配偶者がいれば、連帯保証人になって借りることも一部の銀行で可能だ。 なお、金融機関によって、審査の基準が異なるために、希望の金融機関で住宅ローンの融資が受けられないことも考えられるので、複数の金融機関に申し込むといいだろう。また、全期間固定金利の「フラット35」は審査基準さえクリアすれば比較的審査が通りやすいので、借入先の候補として考えてもいいだろう。
外国人也可以在日本的很多金融机构贷款。这种情况下,“日本国籍”“永住权”的有无对审查也有很大影响。另外,即使没有永住权,只要有拥有日本国籍的配偶,部分银行也可以提供连带保证人。另外,由于不同金融机构的审查标准不同,可能无法在心仪的金融机构获得住房按揭贷款,因此最好向多家金融机构申请。另外,全期限固定利率的“flat35”只要达到审查标准,就比较容易通过审查,所以也可以考虑作为借款对象。